思いおこせば、
明治生まれの年寄りたちは、口を揃えて、洋服は窮屈でいけないと言ってたけれど…それも、いまは昔。
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いつ頃からキモノがタイヘンなものになったんだろう。

 昔ながらの着方なら、カラダ全体を木綿で包んだ上に絹を重ねて温かく、からだから出てくる余分な湿気は襟元や袖口、身八つ口から逃がしてくれる。
帯は姿勢を保つのに役立って、大事な内臓を冷やさず腰も守ってくれる。
 夏は絽や麻の襦袢に薄物を着ればさらさらと、蒸し暑さのなかで見る人にも清涼感を与える。
 日本の気候にはとても合っていると思うのだけど…ね。

 伊達締めと腰ひもで、その日の体調やキモノの種類、出かける先の都合にあわせてナチュラルに着る。
もちろん着慣れるということもあるけれど、よほど暴れない限り腰紐さえしっかり締めておけばさほど着崩れることもないように思う。
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 今年も、腰紐の位置だの半襟の付け方だの喧しいことを言い続けることだろうけど、目的はカラダに優しくキモノを着ること。
からだに優しく着れば、キモノの扱いも優しくなる。
ゆとりを持って気分をあげていこう。
タマ