江戸芸能遊び

小唄と日本舞踊、着付けの稽古場「遊芸の稽古所・はしもと」の日々のお稽古やイベントのお知らせをしています。 「江戸の芸能で遊ぶ」楽しさをお伝えするブログです。
初心者にも分かりやすく本格的なお稽古をやってます。

踊り

2018年2月11日 冬の小唄おさらい会。

雨か、雪か、凍える寒さかと心配しましたが、暖かくお天気に恵まれてありがたいことでした。
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 冬から春にかけての季節を唄うものや歌舞伎の小唄など、少し解説もまじえながら、のんびりとした進行でしたが、
もうお馴染みのお客様も増え、はじめてお越しいただいた方々もリラックスして小唄を楽しんでくださった様子でした。
 お師匠さんの、それぞれの個性を上手く引きだすお稽古がおさらい会の雰囲気にも現れているようです。
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 昨年3月の大腿骨骨折から一年足らずで、まだ正座ができず、椅子での演奏でしたが、小唄振りを踊るまでに回復したお師匠さんの意欲に感服。
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遅めの新年会を兼ねて、銀座アスターにて楽しく打上げ!
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お疲れさまでした。
タマ

春日とよ登喜会

2018年2月11日午後4時より
中央区明石町区民館にて

----- 番組-----


松竹に  唄 春日とよ登喜
     糸 春日とよ登喜緖

花の雲  唄 深澤 いづみ 
からくり 糸 春日とよ登喜子

初出みよとて 唄 小竹かつら
惚れて通うに 糸 春日とよ登喜

桂川     唄・糸
        春日とよ登喜緖

今年しゃなんだか 
うどんやさん      
      唄 春日とよ登喜
      糸 菅波 ひろみ

夕霧    唄 春日豊登喜猛
      糸 春日とよ登喜
夜桜    唄 春日豊登喜猛
      糸 春日とよ登喜
      ‎替 春日とよ登喜緖

−−−休憩−−−

おその   唄 春日とよ登喜 
      糸 春日とよ登喜桐
      ‎替 春日とよ登喜子

梅にうぐいす 唄・糸
      ‎   菅波 ひろみ

この先に  唄 小竹 かつら
      糸 春日とよ登喜

宵の謎   唄 春日とよ登喜桐
      糸 春日とよ登喜

今日もまた 唄・糸
        春日とよ登喜緖

初雪に(春駒)  唄 春日とよ登喜 
目なしだるま  糸 春日豊登喜猛

かまわぬ  唄 春日とよ登喜桐
      糸 春日とよ登喜子

---小唄振り---

春霞ひくや

   立方  西川春喜久

      唄 春日とよ登喜子
      ‎糸 春日とよ登喜緖

 
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最後にお師匠さんの小唄振り(踊り)があります。
骨折から一年足らずですが、だいぶ回復しました。

お楽しみに。
タマ

2018年1月28日。
ウチの師匠の古くからのお友達、藤間香寿お師匠さんの会に小唄で出演しました。
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第一部は、賛助出演の方やお弟子さんたちの踊り。

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第二部は唄に三味線、切り絵に朗読、落語と盛りだくさん。

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(廊下で出番待ち)

小唄二曲

「明けてめでたき」
「かまわぬ」
       唄 春日とよ登喜 
       糸 春日とよ登喜子


演奏が終わって、
香寿お師匠さんがにっこりと「来年も来てね」と仰ったので、ホッとしました。
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さて!次は2月11日の「おさらい会」
タマ

十二月歌舞伎座の「蘭平物狂」は、花道に立てたはしごのテッペンの「逆さ大の字」など、緊張感のある大掛かりな演出の立て(たて)で客席が湧いている。
 この「蘭平」の立てを創り上げたのは、とんぼの神様といわれた坂東八重之助さん。
以前にこのブログでもふれたことのある、“お師匠さんのお師匠さん”の一人。

 舞台の真ん中の大きな石灯籠に
井戸の屋根から飛び移る演出があるが、「最初はあんなに大きな灯籠じゃなかった」とお師匠さん。
役者も大柄になってきてるし、危ないから…ね、と。
気を抜くと命にかかわるようなことの連続、それを軽くこなすから見る方は楽しい。
八重之助さんは「蘭平」の立てで、毎日文化賞を受賞している。

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通称「アリンコ」といわれる立ての型を八重之助さんが描き続けていたのをお師匠さんは覚えているという。

 八重之助さんは「立ての型」を記録に残し、新しい工夫も重ね、歌舞伎の立て師としてはじめて人間国宝に指定されたのだけれど、この方のひたむきな熱心さが無かったら、歌舞伎の立ての継承も上手くできなかったんじゃないかと思う。

 いつか松竹新喜劇を観に行ったら、この「立て」をパロディでやっていた。
どんな芝居だったか忘れてしまったが、スピーディな立ての連続に客席も大喜びだったけど、
隣の席で師匠が、次はこんなのやるよ…と言い当てながらケラケラ笑って、「ほうら、やった、ほうら。」と。
しまいには涙を拭きながら笑っていた。

この楽しみを残してくれた八重之助さんに感謝しよう。

タマ
 ‎

本日、初稽古のかつらさん
お疲れさまでした。

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初日から
「虫の音」「惚れて通うに」「初雪に」と、お師匠さんのお稽古は相変わらずヤミクモ…
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汗かいちゃいましたよね〜
だんだんに小唄に慣れるくらいのつもりで、一緒にがんばりましょう。

タマ(^^)

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