江戸芸能遊び

小唄と日本舞踊、着付けの稽古場「遊芸の稽古所・はしもと」の日々のお稽古やイベントのお知らせをしています。 「江戸の芸能で遊ぶ」楽しさをお伝えするブログです。
初心者にも分かりやすく本格的なお稽古をやってます。

2018年09月

夏のおさらい会から一ヶ月。
なんとなく夏休み気分でしたね。

お稽古場も少し模様替えして、秋冬物?の小唄のお稽古が先週から始まりました。
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10月21日は「谷中小唄めぐり」ですが、
翌22日は下北沢で菅波さんのライブだそうです。
詳しくは→インスタのユーザーネーム
imrealhiromisuganami
(お稽古場にチラシもあります)

お師匠さんの大腿骨もほぼ治ったようです。
病院で検査後なので、珍しく洋服でお稽古でした。
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すぐに本格的な秋になりそうですね。
衣替え、間に合うかな…。
タマ

第56回 谷中小唄めぐり

今回は、お師匠さんが出演することになりました。

2018年10月21日 ㈰ 
13時より(演奏は30分程)

唄 春日とよ登喜
糸 春日とよ喜扇弥

秋の小唄あれこれを楽しんでいただきます。
台東区の歴史建物、旧吉田屋酒店にて、
入場無料。
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前回出演時の写真です。
酒屋の建物の軒先ですから車の騒音などもありますが、前回はお客様の入りも良く、通りがかりに入ってきてくださる方もあって、楽しいひとときでした。

 谷根千散策のついでにお立ち寄りください。
タマ
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ゆかたを着ることが、コスプレになりかけていると知ったのはこの夏でした。
 まあ、楽しいのであれば、それも有りかな。

 慣れるということが一番の早道だと思って、キモノの着方を伝えているけど、まずは普段着で着慣れてほしい。
 いきなり出掛けるためにキモノを着ても所作がついて行かない。
緊張したり歩き方が気になったり…チグハグ。
 汚れても気にならない木綿のキモノやゆかたを着て、家の中で過ごしてみるのが一番。
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着付けの稽古のときは、着物を着てお茶を入れたりおやつを食べたり、ちょっと買い物に出たり、なるべくキモノで動く時間をつくっている。

 いつ頃だったか、橋本治氏が「振り袖を着れば美しい、わけではない」というようなこと書いていたけれど(ザックリしすぎた引用でごめんなさい)「そうそう、おっしゃるとおり」と思った。
 ある女形は、「今の女性は反面教師…」てなことを言っていた。
「確かにね」と思った。

 3メートル程先を綺麗なキモノの女性が横切ってゆくのを左から右へと目で追うと、なぜか…左足のふくらはぎが見える。
初めて遭遇したときはなにかの間違いだと思ったが、
近頃では珍しくない。
下着を簡略化したためだ。
「あ、コレか」と思ったのは、
裾に向かって斜めに前幅をカットした長襦袢モドキのような下着の上にキモノを着ている。
腰巻きと裾除けは省略。
 なるほど、歩いただけで脚がチラチラ。

将来、キモノはホントにコスプレになるのかもしれないけど、いまは昔ながらのキモノの着方にこだわって、その心地よさを伝えたいと思う。

タマ













 
 

この夏は、湿度の高い日がとくに多くて三味線箱に入れる乾燥剤をたくさん使いました。
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「カンソー剤」のパッケージが昭和レトロだと友だちが笑う。
 いまは乾燥剤といえばシリカゲルだろうけど、これは石灰の乾燥剤。
湿気を吸うと膨らみます。
 ずっと以前、袋が限界まで膨らんでいることに気づかず、三味線を箱から出した拍子に破れて粉まみれになり😓エライことに…。
 それで、いまはパツパツに膨らむ前に取り替えるようにしています。

夏にお稽古に使った浴衣を来年 すぐに使えるように仕舞おうと、
洗濯して、襟先から下と袖にスプレー糊をシュッシュッ、と。

写真みたいに干すとあとの始末が楽にできます。
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アイロンは襟の裏から掛けて、肩山と袖はピシッと。
身頃はアイロン台の上で裾から畳みながらかけています。
お端折りから上は軽くシワを取る程度で大丈夫。
 袖の長さに畳んでしばらく置いておくとキレイにプレスしたような仕上がりになります。
お試しください。

タマ

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