江戸芸能遊び

小唄と日本舞踊、着付けの稽古場「遊芸の稽古所・はしもと」の日々のお稽古やイベントのお知らせをしています。 「江戸の芸能で遊ぶ」楽しさをお伝えするブログです。
初心者にも分かりやすく本格的なお稽古をやってます。

2018年04月

4月22日 三越劇場「喜裕美会」にて。
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「夏景色」邦枝完二詞 
     清元栄寿郎曲

唄 春日とよ登喜
糸 春日とよ登喜緖

登喜緖さん、かなり緊張した面持ちでしたが演奏は立派でした。

山王祭の景色を描くのに「紫の菖蒲の影も」と梅雨時の色彩が清元の節回しで運ばれて、「いつしかに過ぎて浴衣の夏景色」と季節が移る。
 二十代から清元の名取で、その独特の節回しが手の内にあるお師匠さんの胸のすくような唄。
 「越後屋の仕立ておろしの昇り鯉」を着た「粋な頭(かしら)」に会ってみたいもの。
 その三越(越後屋)前の、お祭りのときの賑わいを思い浮かべて、今年の山王祭を待ち遠しく思った。

タマ

4月8日 三越劇場の「栄芝会」にて。
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浅草、新橋、赤坂の芸者衆による小唄振り。
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こういう場合は唄が主なので、舞台のセンターでは踊らないのがルール。
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 「慣れてないと、つい…いつも通りに真ん中で踊っちゃうのよね…」
 お師匠さんでも、若い頃にはそんな失敗があったんですね。

 小唄振りは、なかなか観る機会がないと思うけれど、
 興味のある方は小唄のおさらい会を検索して、観てくださいね。
ほとんどのおさらい会は出入り自由なので気楽です。

タマ

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