2018年04月24日 小唄の景色 4月22日 三越劇場「喜裕美会」にて。 「夏景色」邦枝完二詞 清元栄寿郎曲 唄 春日とよ登喜 糸 春日とよ登喜緖 登喜緖さん、かなり緊張した面持ちでしたが演奏は立派でした。 山王祭の景色を描くのに「紫の菖蒲の影も」と梅雨時の色彩が清元の節回しで運ばれて、「いつしかに過ぎて浴衣の夏景色」と季節が移る。 二十代から清元の名取で、その独特の節回しが手の内にあるお師匠さんの胸のすくような唄。 「越後屋の仕立ておろしの昇り鯉」を着た「粋な頭(かしら)」に会ってみたいもの。 その三越(越後屋)前の、お祭りのときの賑わいを思い浮かべて、今年の山王祭を待ち遠しく思った。 タマ
2018年04月20日 小唄振り 4月8日 三越劇場の「栄芝会」にて。 浅草、新橋、赤坂の芸者衆による小唄振り。 こういう場合は唄が主なので、舞台のセンターでは踊らないのがルール。 「慣れてないと、つい…いつも通りに真ん中で踊っちゃうのよね…」 お師匠さんでも、若い頃にはそんな失敗があったんですね。 小唄振りは、なかなか観る機会がないと思うけれど、 興味のある方は小唄のおさらい会を検索して、観てくださいね。 ほとんどのおさらい会は出入り自由なので気楽です。 タマ