江戸芸能遊び

小唄と日本舞踊、着付けの稽古場「遊芸の稽古所・はしもと」の日々のお稽古やイベントのお知らせをしています。 「江戸の芸能で遊ぶ」楽しさをお伝えするブログです。
初心者にも分かりやすく本格的なお稽古をやってます。

2017年01月

こんばんは。りかです。
仕事終わりにお稽古に行ってきました。

今日は、勉強会で歌う「上がる石段」と「松竹に」を
お稽古してきました。 
いつもお稽古中に珠子先生が写真を撮ってくださるのですが、
今日は撮影枚数がやけに多いな〜と思っていたのです。
歌い終わってよくよく聞いてみると、
「りかちゃんが首を振りながら歌うので、写真がブレちゃうのよ。笑」と
珠子先生。

そうだった!! 
「細かいことが気になるのが僕の悪い癖」というセリフでおなじみのなのは
人気ドラマ「相棒」の杉下右京さんですが、
私の場合、「首を振りながら歌うのが私の悪い癖 」なのです。
初めての勉強会のビデオで自分がこんなにも首を振りながら歌うんだと驚きました。
気をつけていたつもりなのですが、すぐに忘れていつも首を振っているようなのです。
そんなに首を振りたいなら、ヘビメタのライブにでも行けって感じですよね〜。汗

今回の勉強会では、「大きな声を出すこと」+「首を振らないこと」を目標に頑張ります。
きっとお稽古場の皆さんは「艶っぽく歌う」とか「情景が見えるように歌う」とか
素敵な目標があるのでしょうけれど、私の場合、まずは小さい目標から!ということで。笑

そんなこんなで勉強会まであと1ヶ月を切りました。
御用とお急ぎでない方は、2月19日(日)14:00〜16:00
築地教育会館3階 までお運びくださいませ♫

今日は写真を撮る余裕がなかったので、2年前の勉強会の写真です。笑
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1月24日

大寒ですもの、寒くて当然。
「冬のおさらい会」まで一ヶ月足らず、お稽古はアツくなってきました。
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寒い季節の小唄をひとつ。


うどんやさん
熱い花巻ひとつ作って
おお、さ~ァむ、さむ

いいえ、
うちの人とやり合って私ひとりで飛び出してきたの
ほんとに あの人いけない人よ、大嫌い
だけどね、優しいとこもある人よ
あたし、ほんとは心の底から、惚れてるの

あら、ごめんなさい
おいくら?



ふふっ😉
タマ


1月13日
恒例の忘年会を、新年会に変更して、
いつもお世話になっている人形町の天ぷら屋さんの二階で楽しく過ごしました。
新年のメニューは、はじめてで新鮮でした。

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写真は元旦に絞った新潟のお酒、なんだか目出度い。

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だし巻きがふんわり温かく、鯵がとても美味しかった🎵
白魚の天ぷらは塩で☺
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春の苦味のフキノトウ、アワビに玉葱。
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天婦羅を楽しみました。
お食事は、可愛い天丼か天茶。
小さな林檎のシャーベットでさっぱり。

そりゃもう、お腹一杯で帰り道がちっとも寒くないのには、呆れた。


話題もあれこれ。
お師匠さんが、今でいうボイストレーニングに通っていた原信子先生(大正から昭和にかけてのオペラ歌手)の話。
お約束の時間より早くても遅くても叱られるから、玄関前で先生の発声練習が終わるのを待って呼び鈴を押す。
 風邪をひいたら「それは良かった、風邪で声が出なくなることなんてないのです」と、レッスンがいつもより長くなる。
発声練習と歌曲はもちろん、清元でも台詞でもなんでも。
大和楽の「あやめ」のなかに出てくる「むらさき」という言葉について、「その紫は血の色です、もっと情熱を持って」と。
清元の「落人」の台詞では、
いま居る場所(戸塚の山中)の説明と、おかるにかける言葉(脚は痛まぬか)の切り替えをキチンとすることなど、言葉を大切にすることを教えられた。
「もう、ほんとに怖かった。」とお師匠さん。

ある方の都々逸が、物凄い訛りで。
何べんも何べんも聞いてすっかり覚えたと、お師匠さんが何度も真似て唄うのが可笑しくて😆
もっとくだけたお話もあるけれど、それは内緒。

さて、今年。
3月には、西川流の「雛菊会」があり、いつも私たちの「おさらい会」の応援にきてくださる方々の踊りが楽しみです。

5月14日(日)には、
春日とよ津満さんの会が三越劇場で開催されます。
お師匠さんは踊り(小唄振り)の出演です。

 この前日の夕方、晩ご飯にはまだ早いと思って歌舞伎の幕見へ。
中村鷹之資君の「越後獅子」、良い踊りだったね、なんて言いながら福岡から来ていた友人と歩いていたら、お師匠さんを発見。
四丁目の角辺りまで一緒に歩いたけれど、楽しい偶然でした。
 5月14日は、この友人も楽しみに三越劇場まで観に来てくれるというので、お師匠さんの帯を上手く結ばなくちゃ、と気を引き締めているところ。

タマ(^^)/




冬のおさらい会の日程が決まりました。

2月19日(日)
中央区築地社会教育会館・第2和室にて
 詳細が決まり次第、お知らせします。
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1月10日、今年のお稽古が始まりました。
お師匠さんは午前中から自主トレ
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おさらい会の演目を中心に、次々にお稽古。
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新派の小唄は難しいものが多くて、苦労してます。
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可愛い鶏のお菓子は、みんな大喜び
ごちそうさまでした。

タマ(^^)/




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やはり初芝居は松の内に観たくて七日に国立劇場へ。
ロビーはお正月気分満載。
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十二支を歌舞伎の演目で揃えた吉徳の羽子板、今年は酉年なので鳥追い(笠に三味線のバチを持っている)

繭玉、大凧の飾り付けも華やかに。
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開演前には獅子舞い見物もできて大喜び。
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演目は、吉例の菊五郎劇団による復活狂言で、「しらぬい譚」
 土蜘蛛の精から妖術を譲られた菊之助さん演じるお姫様が、宙乗りで客席の上を斜めに横断するやら、化け猫の立廻り、俊徳丸や双面のパロディーみたいな場面と、見所は盛りだくさん。
 不思議な妖術譲りの発端から、
博多の「祝いめでた」を踊る廓の場面、お家騒動の御殿、京の天満宮、御所の化け猫騒動、肥前島原の海賊の砦、満開の桜の下と移動。
登場人物も多様で面白い。
流行りものを取り入れるお楽しみも菊五郎劇団ならでは。

余談だけど、
化け猫の立廻りといえば、お師匠さんのお師匠さん板東八重之助師が考案、梅幸さんの吹き替えで演じたものを映像で観たけれど、それはもう本当に凄かった。
そもそも戦時下に国から決められた劇団制度だったらしいけれど、戦後、六代目没後も有名な物干し場会議で解散せずに続けると決めたことが、現在の菊五郎劇団の底力というか財産というか、立廻りのキレの良さにも繋がっているのだから、何が幸いするかわからない。
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お陰さまで明るい初春。
「とわやっ(音羽屋)」
タマ(^^)/








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