江戸芸能遊び

小唄と日本舞踊、着付けの稽古場「遊芸の稽古所・はしもと」の日々のお稽古やイベントのお知らせをしています。 「江戸の芸能で遊ぶ」楽しさをお伝えするブログです。
初心者にも分かりやすく本格的なお稽古をやってます。

2016年12月

こんにちは!りかです。

大晦日にブログを更新しても、
ご覧になってくださる方もいないとは思うのですが。笑
28日にお稽古納めをした日のことを書いておこうかなと思いまして 。
はは〜、世間ではこれを現実逃避というのですね。笑
お正月を迎える準備は大体終わったのですが、
もう少しやることがあるので、ちょっと休憩も兼ねてブログ更新なんぞしています。 

今年は仕事が正念場で、本当に一生懸命やりました。
その分お稽古には通えなかったけれど、
お稽古場で先生と向かい合って座ると「時間ができたらまた来よう!」という気になりました。
小唄の成長という点では、下手くそな上にお稽古もできなかったので、
残念な結果ではありましたが、「また来よう!」と思う気持ちが、
いろんな意味で自分を助けてくれているのかも?という気がします。

今年も1年間、ありがとうございました。
お師匠さん、たまちゃん先生、お稽古場の皆さん、ブログを見にきてくださる皆さま、
お世話になった全ての方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。

今日のお師匠さん
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いつものポンコツお稽古風景。笑(注・ポンコツなのは私です。)
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来年もまた見てくださいね〜。サザエさん的なカンジでしめてみました。笑


今日、明日は浅草観音の歳の市。
納めの観音様です。
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「年に一度の市みやげ」の小唄は、ほんとはこの歳の市のことを唄っています。
まあ、縁起物を買うところは酉の市と同じですけど、「訂正しなくちゃね」とお師匠さんと反省したところ。
 江戸時代には浅草寺から浅草橋、上野のお山の下まで小屋掛けのお店が続いて大盛況だったそうです。
お金持ちは奉公人に長持ちを担がせて浅草へ出掛けたそうで、いつの時代も何処の国でも暮れのお買い物は賑やかなことで。
それから28日の、納めのお不動様と、
どんどん大晦日が迫ってくるので、特に急ぐことでなくても焦ってしまう。

 子どもの頃は、元日には新しい下着などが枕元に用意されていて、改まるという実感がありました。
そういうところは無くさないほうが良いような気がします。

このところ、2月の小唄おさらい会というか勉強会の会場候補を探していて、
昨日は歌舞伎座のとなりの銀座区民館を見せてもらいました。
勉強会ならOKとのこと。
空いてるといいのですが、来年にならなきゃわかりません。
中央区は駅近にこのような施設が充実していて羨ましい。
 
 やっぱり江戸の外なんだなぁ、渋谷村。
区民が気楽に使える江東区江戸資料館のホールなんかを見習ってほしいものです。

年忘れの愚痴。
タマ(^^)/

柚子をいただきました。
今年も暮れて行きますね。
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さて、今日は義士祭。

「年の瀬や水の流れと…」の小唄のことは、昨年リカちゃんが詳しく説明してましたね。

忠臣蔵については、
実録物等もはたくさんあるけれど、
やはり歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」が芝居としてたいへんに良くできていたので、ここまで人気になったのでしょう。

昭和の名優たちが演じた「仮名手本忠臣蔵」の古いビデオを、ビデオデッキか壊れる前に観よう、と、ときどき集まって観賞しています。
はじめて観た人たちも、それぞれ観点は違うけれど、感動したり感心したり。
やはり、何かしら響くものがあるのでしょうね。
タマ

 

「…切れるの、別れるのってそんなことはね、芸者の時にいうことよ。
今の私には、死ねといってください。」

劇団新派の「婦系図(おんなけいず)」
湯島天神の境内で主税から別れ話を切り出されたお蔦の台詞。
 泉鏡花の原作小説には無く、新派のオリジナル脚本とのこと。

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しかし、この場面なしには小唄も無ければ映画の主題歌のヒットもない。
 テレビの演芸番組で初代八重子さんの声色をやっていた声帯模写のオジサンは、どの台詞を使ったろう?

昭和の中頃までなら、多くの日本人が一度は聞いたことのある台詞のひとつ。
いまや、昭和も遠い昔。


◎「婦系図」の小唄


 「湯島境内」

久しぶり 髷も似合った
二人連れ
梅もほころぶ境内で
嬉しい思いも束の間に
義理にせかれた切れ話
お蔦が涙なくなくも
くぐる鳥居の影暗く
月もおぼろの春の宵

河上渓介 作
春日とよ 曲


 「上がる石段」

上がる石段 心もそぞろ
天神さまぇかこつけて
思いの闇の梅が香を
涙で結ぶ待ち人や
聞く声色も味気なく
あの月影の寒そうな
二人片羽の影と影



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