小唄と踊りと着付けのお稽古日記

小唄と踊りと着付けの教室「遊芸の稽古所・はしもと」の生徒たちがつづる日記ブログです!
初心者にも分かりやすく本格的なお稽古をやってます。

2016年04月

こんばんは!りかです。
仕事終わりにお稽古に行ってきました。

小唄とは全然関係ありませんが、私は熊本県熊本市の出身です。
実家は東区にあります。
不幸中の幸いで、両親も親戚もみんな無事でした。
家も壊れず、断水も停電もしなかったので、
震災直後から炊き出しをして友人知人におにぎりを配ったり、
お風呂を使っていただいたりしたそうです。

「今は帰ってこないことが親孝行だから」

・・・という両親のためにも、先の長い復興のお手伝いをするためにも、
心身ともに元気でいなければ!と思うのですが、
報道される変わってしまった街並みを見ると
勝手に沈んでいく気持ちをどうすることもできませんでした。
仕事で忙しくしている間は震災のことを考えなくていいので、
とにかく仕事をがんばって、ごまかしごまかし10日余りが過ぎました。

そうこうしているうちにお稽古日が来たのです!!←ここからが本題。笑
唄ってる場合じゃないのかな?とも考えました。
被災したわけでもないのに変な自粛をするのは被災地の人に失礼かな?
いろんなことが頭をかけめぐったのですが、
人がどうこうではなく、私はどうしたいのかなと思ったときに、
「唄いたい!大きな声で唄いたい!」と思ったのです。

先生方は優しい笑顔で迎えてくださり、すーっと唄う雰囲気を作ってくださいました。
私にしては大きい声で唄ってきましたよ〜。
いつもどおりに下手だったけど、気持ちがよかった〜!

よし!熊本復興のために私ができることをしながら、
私は私の毎日を一生懸命頑張るぞ〜!!なんて思えたりもしました。

スッキリできた今日のお稽古は、いつもに増して貴重な時間でした。


今日のお師匠さん♪
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「高寿会」で演奏される東明流(東明節)「野狐禅」について、少し解説。

東明流は、平岡吟舟翁(鉄道車輛メーカーを営む実業家。また小唄の作詞作曲も多数)により明治時代に作られた邦楽の一流派です。
派手で上品、変化が多いので三味線が難しいとのことです。

野狐禅(歌詞)  
 昔天竺にて釈尊説法ありし時 花ひとひらを手に持ちて 御弟子に示し給いしに 迦葉尊者はこれを見て ニッコリ微笑み給いけり
其の時釈尊うなづきて 我が道汝に伝えんと 云われしことぞ不思議なる
悟道のはじめなりとかや
 達磨なにしに面壁九年 以心伝心無一物「鐘が鳴るのか」「橦木がなるか」
鐘と橦木の間が鳴る ヨイヨイヨオイヤサ「お前聞いたか」
 片手の声 片手打つなら両手を打って 早くよいよい商売(あきない)しやれ 何をくよくよ川端柳
水の流れを見て暮らす 面白や 花は紅(くれない)柳はみどり 色即是空じゃないかいな 空即是色もよいわいな 丸も四角も三角も とけりや無差別一つ世の中

      高橋菷庵 作詞
   初代 東明柳舟 作曲

 西川左近家元による踊りの手も楽しいものになっています。
 吟舟翁は釣りがご趣味であったそうで、舟の上で唄を作られることも多かったとか。
 今回の踊りに使う扇は舟の帆のような面白い模様。これも十松屋です。
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4月24日(日)、三越本店6階三越劇場にて「高寿会」が開催されます。

小唄の会ですが、
今回は会の最後に東明流の「野狐禅」(やこぜん)という曲を、西川左近家元の作舞により春喜久先生が踊りで出演いたします。

昨日、春日会館にて下浚いがありました。
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出演時間は、小唄の会の常ではっきりとはわかりませんが、夕方6時位かと思われます。

開演は11時半です。
入場無料、出入り自由ですからお買い物がてらお立ち寄りください。
タマ

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